お家のご購入を検討されるお客さんに流れをお話しするときに、「えっ!!そうなの??」と言われるのが、購入資金を全額借入する場合でも、手付金は現金で必要なんですよ~。という部分です。
最近「頭金0円で大丈夫!」「ローンでOK♪」と出ているので、手元にお金が全然なくてもいけると思われがちですが、ちょっと違うんです。
物件を購入する際には上記のように物件代金の他に諸費用が必要になってきます。
自己資金(頭金)なしで購入する場合はこれをすべて借入金額として資金計画をたてて、金融機関で借入の審査を行います。
お家を決めて、購入申込→仮審査が通ったあとに売買契約を行いますが、その際に必要になるのが「手付金」です。
手付金は契約をきちんとお約束する為のお金で、一般的に現金で必要となるので、借り入れはまだの段階ですからお手元のご自身の資金の中から一旦出すことになります。
ここで注意していただきたいのが、「手元にお金が無いからクレジット会社等で借りちゃえばいっか」はナシ!です。
仮審査の時点では負債(借入)がなかったのに、本審査になったら負債(借入)が出ているとなると、審査の内容が変わってきてしまってサイアクの場合、本審査不承認→契約白紙となる可能性も出てきます。
決済(売買の残代金の支払い・ローンの実行・お引き渡し)の日には、ご自身の通帳に金融機関からの借入金が振り込まれ、物件代金の残りや諸費用を支払った後に、手出しのお金で支払った手付金は通帳へ残ることとなり「戻ってくる」という扱いになります。
ちょっとややこしいな~と感じられると思いますが、とりあえずこれからご購入をお考えの方はお手元に物件金額の5~10%位(手付金の相場)を目安に資金のご用意をいただきながら住まい探しをお楽しみいただければと思います。